症例報告です。
一か月前より坐骨神経痛で悩み、整形外科に通院するも、腰の骨からきていると言われ、痛み止めの薬漬け状態の患者様でした。
確かに腰椎椎間板の症状もありましたが、問診検査の結果、それだけではなく下肢全体の筋々膜からくる痛みであることがわかりました。
テニスをハードにやってらした様で、お尻と太ももの境目にある股関節の回旋に関わる筋肉の硬さが疑われ、一本の鍼で硬さを除いたところ、症状がほぼ消失しました。下図のように股関節の深層筋の隙間を坐骨神経が走行するため、筋肉の状態が悪いと神経にも悪影響を及ぼすためです。
坐骨神経痛や腰痛の方で身体を前屈させてみて股関節の丁度真後ろに硬さを感じる場合、上記の部位の治療が必要な場合があります。
心当たりのある方は是非一度ご相談ください!